実父が亡くなって、2ヶ月半が経とうとしています。
写真や直筆など、生前の父を感じられるものは残っているけれど…
「声」は、もう聞くことが出来ない。
父は歌うことがとても好きでした。
65歳を過ぎたころから、
忙しく働いてきたこれまでの日々を、「過去の自分」と割り切るかのように、
新しい自分を構築して行く毎日に、目を輝かせていました。
私が音楽関係の仕事をしてきたこともあり、
音楽理論的なことを質問して来たり、
「今はこんなことを学んでいるよ~」と話してきてくれたり。。。
何かを始めるにあたり、
年齢なんて関係ないんだなぁ~……
って、父と接していると、そんな実感を持てました。
勉強し、ようやく歌唱指導講師の認定を受け、
講師として活動することが出来るようになり、
ボランティアで慰問して歌を届けたりなど…
第2の人生を楽しみながら始めました。
が…、
そう長くはそんな充実した日々が続くこともなく、
前立腺癌が見つかりました。
今から2年半前のことです。
手術や治療を繰り返しましたが、頑張って生きてきましたが、
還らぬ人となり、今は天国にいます。
生の声が聴きたい…
父が亡くなってから、強く強く想うのです。
どんな時にでも私を支えてくれ、応援してくれていた父のこと、
私はずっと敬愛と感謝を持って…
過ごしたいと思っています。