いまここ

「こどもへのアプローチ」を大切にして実践している世界の教育

こども創育laboratorioの杉下裕樹です。

「子育て」「保育・教育」に大きく関わり、「日本や地域再生のヒント」がここにあると確信しているので、これからお伝えしていく重要な点を、はじめにお伝えしたいと思います。

まずは、私が探究実践している、先進的な教育と注目されている「レッジョエミリア乳幼児教育アプローチ」について知っていただきたいと思いますね。

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1991年にニューズウィーク誌で「世界で先進的な教育」と紹介され、2011年にワタリウム美術館での展覧会から日本で認知されてきています。現在では、保育・教育関係者だけでなく、大学教育研究者・芸術家・建築家・自治体・企業 等、さまざまな分野から“自治体・地域・教育再生のヒントがここにある”と注目を集めています。

レッジョエミリア乳幼児教育アプローチと仕組みを、一言でお伝えすることはできません。

歴史と思想から生まれた、イタリア レッジョエミリア市の取り組みは、「こども達が平和をもたらす中心的価値のある存在」として市民が認識し、市民参画・街づくりの仕組みを含め、公的マネジメントの重要性を唱え、実践・維持・発展させています。

乳幼児教育の手法は、魅惑的であり、興味・関心が湧いたりする美学と芸術活動を通して、感性・思考・探究行動の「表象を可視化」し「共有」します。こどもの主体とした自発的アプローチを柱としています。

教師が作るカリキュラム上で日々教育されるのでなく、こども主体のカリキュラムです。教育者が、こどもの行動・表情・声に耳を傾け興味・関心・ひらめき対し「ねらい」をもって引き出し、自発的にその表象した表現・行動をテーマ(プロジェクト化して活動、その活動記録(ドキュメンテーション)をもって、こども達・教師・保護者が共に学んでいく手法です。

いわゆる!!

子どもたちが市民権を持ち、子どもは人としての価値を認められ。子どもは、できないではなく「できる存在」としてとらえられているんです。

子ども主体の乳幼児教育の仕組みやイベント、関係機関、町づくりが、公的資金で行われている。しかも、毎年、進化し続けている。

今まさに日本が持たなければ考え方や仕組みが、ここには多くヒントがあります。

*ですが、子ども主体である自発的なカリキュラムは、日本の保育で展開されにくいと考えています。日本には「指導計画」指導=大人職員がレールを引いていることに、子ども主体から得られる「自発性」「表現力」「創造力」の本質な力の獲得は難しいと思います。

*「子どもの主体とはどうすればできるのか」「こどもの権利とは何か」「子どもたちにとって、大人や教育者たちが全てである理由は」等、学んで実践してきたことを、「子育て」「保育・教育」に役立つヒントが多くありますので、これからお伝えしていこうと思っています。

この説明は、根幹でしたのでしっかりとお伝えしてしまいましたが、これからは、わかりやすく・イメージと具体的なことも含めてお伝えしていきますのでお楽しみに!!

 

 

 

 

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