『あえいおう』発声法

よくvocalスクールでの発声練習で、
「あーえーいーおーうー」
というものがあります。

みなさんは疑問に思ったことはありませんか?

どうして「あいうえお」の並びではなく、
わざわざ「あえいおう」なのか?

わたしは若いころ、疑問に思っていました。

母音というのは日本語の基本、もちろん英語でも「aiueo」は基本ですよね。
子音を発して、ロングトーンで声を伸ばすと必ず母音に繋がります。

と、いうことは歌の中でフレーズの語尾を伸ばしたとき、
伸ばす音は母音になるので、発声としては重要な練習となります。

あえいおうというのは、
みなさんも実践していただくとお分かりいただけるかと思いますが、
段々と口がすぼまっていく流れとなる順番なんですよね。

「あーえーいーおーうー」

が一番口の開きが大きく、明るめの声(トーン)になる発音です。
に行く頃には、口の開きが小さくなって行きますよね。

スムーズに動かせる並びになっているので、発声練習としては行いやすいわけです。

{ポイント}
・声の大きさや響きがなるべく変わらないよう、均等に保ちましょう。
・あ~うまで、音程は1つの音で発声練習してみましょう。

これはあくまでわたしの考えですが、お経をイメージするといいかも知れません!

次回は具体的な練習法を記して行きたいと思います。