「音」に対しての意識の持ち方

先日、長男の聴力検査を受けに病院へ同行したときのことです。

検査をするブース内はデッドな密室で、
外部の音などは一切シャットアウトされています。

壁はスポンジで音を吸収するような造りであり、
静寂の中に、耳が慣れるまで「キーーーーン」という細い長い音がしていました。
あくまでこれはわたしの感覚ですけれどね。

レコーディングのブースなんかもデッドな部屋なわけで、音が響くことはありません。

こういう場所に置かれてみると、
日常生活では、いかに音に溢れた空間の中で暮らしているか…が、実感できます。

今、こうして文章を綴っていても、
換気扇の音、
外の風の音、
鳥のさえずり、羽ばたく音、
時計の秒針の音、

様々な生活音を感じることが出来ます。

歌が上手になりたい、きれいな声を出せるようになりたい…
そういった想いは主観的なもので、欲望でもあります。

やはり大切なことは、耳を鍛えること。
これは外すことが出来ません。

音楽のみならず、日常の生活音を感じてみることは、
音を注意深く聞き取ることに等しいので、ぜひ小さな音も拾い集める
耳のセンサーを高めてみてくださいね。

楽曲1曲中でも、様々な音色が使われていて、
それぞれが重なり、1つの楽曲の形になっています。

どんな楽器が、どんなラインを弾き奏でているか?
そういった聞き取りも、耳を鍛えるには役立ちます。

これらの訓練は、歌を唄うときに、必ず役立ってきますから、お勧めですよ♪

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