おもちゃは、親子のコミュケーションツールです。

こども創育laboratorioの杉下裕樹です。

ども達がが大きく影響を受ける要因に「環境」があります。

子ども大人も「環境」の影響なしには生きていけませんよね。

人の環境・ものの環境・対外的な環境・・・

「すべては対人関係」と言いますが、私は、デザイン等に携わったことがあるから特にそう思うかもしれませんが、「ものの環境」の重要性をお伝えしています。

親子などの対人関係も課題も、ものの環境の改善で解決することが多くあるんです。

 

今回はものの環境の中でも、子どもと大人の身近にある

「おもちゃ」についてその選び方や紹介・重要性をお伝えしたいと思います。

皆さんは、日本で元々おもちゃは「医療器具」で使用されていたことを知っていますか?

医療が先進的でない時代、こどもの痛みを和らげる道具として「おもちゃ」が使われていたのが初めと言われています。今でも「医療としてのおもちゃ」は発展しています。

いわゆる

おもちゃには、「意図があり、使い方がある」ということをお伝えしたいんです。

 

良質なおもちゃ、そうでないおもちゃなど言われていますが、それは誰が判断するのでしょうか。

大人です。

誰が使うのでしょうか。

子どもです。

おもちゃに対する大人の価値観や考え方・スキルで、子どものおもちゃ選定はされています。

その方が、おもちゃとは何なのか、どういう意図があって、使い方はどうなのか。

そして重要なのは、「そのおもちゃで遊んでいる時をイメージできるかどうか!」

ただ、自分の時間を作りたくて、おもちゃで遊ばせておくということは、おもちゃの効果は半減してしまいます。

[おもちゃ紹介1]

ドイツのケラー社から出ている、木製の車のおもちゃがあります。いかにも優しいころころしたデザインです。

(参照として)http://www.hyakuchomori.co.jp/toy/maker/keller/

なぜこのデザインなのか「これは、親が道路に見立てて寝転んで、その上を子どもが走らせる。その時に親にとって心地よいかたち。そしてここから対話が生まれる」そういうおもちゃなんです。

[おもちゃ紹介2]

琉球木琴 (参照として)http://oakv.co.jp/product/gasshodan_h/

このおもちゃは、音階の2つが抜けていて、どこをたたいても琉球音階のあの踊りたくなる、心地よい音が奏でられます。

ということは、低年齢の子がランダムにたたいても、ここに良い音になる。それを聞いているまわりや親も心地よく、踊ったり、褒めたり、対話につながります。

[おもちゃ紹介3]

コクヨ ワーミーとアイクリップ

http://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/hirameki/iqlip/index.html

http://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/hirameki/wammy/index.html

このおもちゃは、「ひらめき」「想像と創造」のおもちゃです。

何気なく作っていると、何かに見えてハッととする。ひらめきです。それをまわりや親に伝え対話が始まる。そして、一緒に展開していき、親子がコラボしていく。おもちゃ自体のデザインも無限大の遊び方ができます。

指先の力をつけるのにもちょうどいい感じになっています。

4つのおもちゃを紹介しましたが、

どれも、おもちゃには「意図があって」「ある程度の使い方もあって」「コミュニケーションツール」であることがわかっていただけたかと思います。

★東京おもちゃ美術館 http://www.goodtoy.org/ttm/

★芸術教育研究所のトイショップ http://www.toy-art.co.jp/apty/nakano.html

ここはおすすめですよ!!遊び方とかも教えてくれますし、購入もできます。

親子のコミュニケーションの充実のためにぜひ。