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短い時間軸の下げを許容する

配当優待などを抜きに考える、つまりはキャピタルゲインで利益を得ることを望むならおそらく方法はひとつしかありません。
 
より高い値段で買ってもいいとする人が出続ける時間、株式が価値を上げているときにその株式を保有するしかないです。
 
株価が上げている年、上げている月、上げている週、上げている日、上げている時間に保有すればあなたの買った株式は買った価格より高くなっていきます。
逆に下げている時に持っていれば逆になりつまりは買った値段より安くなりつまりは損をします。
 
そして株式は常に価格を上げ下げしています。年を見て上げているものでも下げている月、下げている週、下げている日、下げている時間があります。
常に細かい上げ下げをしながらより長い時間ではより大きく上げ下げするものです。
価格をさげずにあげる株式もあげずにさげる株式もありません。
 
理論的なことを言えば、大きく上げ下げする中でその上げている部分だけ持てば効率は最大化します。
つまり細かい下げを許容せず、上げているの時間、瞬間だけ持とうというのがデイトレーダーの発想です。
定義が定まっていない感はありますがスイングなど言われているのは、主にそれを日の単位で行っているものがそうなることが多いでしょう。スイングは上げている数日を持てていると思うなら下げている瞬間、一日は許容しているのです。
中長期になってくると週、月、年で株価が上がると見込めるならそれより短い時間の下げは許容することになります。
 
投資時間軸を長くすればするほど、短期の時間軸での下げは許容することになるということがわかるでしょうか?
もしあなたがより長い時間軸を用いた投資手法を用いるのであるならそれより短期の下げを許容する必要があるんです。
高い効率は捨てることになりますが、効率性を求めたって効率的にはならないものです。
原則として一定時間後の株価が上がるか下がるか当てることは難しいからです。
もっとも効率を求めるデイトレーダーが成功しやすいかといえばそうではありません。
まあ成功したデイトレーダーはもっとも効率的に稼ぐは間違いではなさそうではありますけど。
 
そして選ぶと言いましたがこれは選ぶものなんです。
選べるものです。

 
もちろん選ぶ時間軸によってその性質は異なることになります。
一日の中の時間を考えるのならその値動きは小さいものになるでしょう。特別な材料がなければいくらなんでも一時間に10%以上株価が上げ下げすることはまれです。
これが日になれば10%はままあります。
週なら20%もままありましょう。月なら半分、倍になる事も考えられます。
 
異なる性質のものを扱うのだからそれに対する扱い方考え方は違うべきです。
違うものさしを使うべきなのです。
見る扱う時間軸で戦い方は違うべきなんです。

例えばより長い期間で見るならより大きいリスクを見越すべきです。短い期間の小さい下げは許容することになるからです。
そして見越したリスクが許容できないならリターンを減らすかやめるべきです。
 
そして年で見るから株価が半分になってもいいよねというお話ではありません。それだけ下げれば年で下げている可能性が高いからです。問題は見ている時間軸扱っている時間軸で下げているか上げているかです。
もう一度言いますが株価がどれだけ動いたかではありません。見ている時間軸で上げているか下げているかです。
 
もちろん一日の値動きが年の値動きを左右することは考えられます。しかし年で見ている場合は年の値動きを見るべきであって日の値動きをみるべきではありませんという話です。あくまで年で見たら年の単位で考える。月で見たら月で、週で見るなら週で、日なら日、時間なら時間です。
そして長い時間軸でみれば、より短期の下げを許容することになるという話です。
許容しないとすればそれは違う時間軸で見る、複数の時間軸で見てるということになります。
もちろん常に一つの時間軸で見る必要はないですし複数の時間軸を扱ってもいいでしょう。ただこの時間軸で見た考えたは忘れるべきではないんじゃないでしょうか?
見る時間軸を持つという発想を持つべきです。
 
より長期でみるならより短期での下げは許容するべきです。しかしながら見た見ている期間での下げは許容すべきではありません。
グダグダ言いましたが言いたいことをまとめればこんなかんじです。
 
あなたの見ている時間軸はどの時間軸ですか?
その時間軸以外の時間軸に惑わされていませんか?
見るべき時間軸をしっかり見ていますか?
その時間軸の性質を理解してますか?
それに対する扱い方、用意は間違っていませんか?

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