今回は道具のお話。
株式投資の手法、使う道具のおそらく二大潮流はファンダメンタルズ手法とテクニカル手法となりそうですが、これらに関して管理人が考える違いをまとめてみました。
ファンダ
算数的
テクニカル
心理学的
ファンダメンタルズは算数的に感じています。おそらく数字がすべての世界です。は言い過ぎかも。数字は結果でとても重要ですがその数字がどう作られるかは考えたほうが良さそうです。
そしてテクニカルは算数よりも心理学的に感じています。人の心の動きを予想する世界。大衆心理学、行動経済学なども関連が深そうです。
ただしどちらも統計学は強い力を発揮しそうです。
ファンダ
農耕的、長期的
テクニカル
狩猟、漁業的、短期的
ファンダメンタルズは、良い畑を見つけて種をまき果実が実るのをまつ農業みたいに例えられそうです。
テクニカルは、待つというよりチャンスを見て獲物を襲いかかりさっと捕まえるイメージです。
当たり前ですが農業は時間がかかりますし、狩猟は獲物がいれば短時間で終わります。時間が短い代わりに狩猟の腕が問われます。
そして短期の農業なんてないんです。さらに長期の漁業はないと言いたいところですがこれはあるかもしれません。
ファンダ
ババ抜きを避けるババ抜きから逃げることで勝つことを目指す
テクニカル
ババ抜きの仕方を覚えババ抜きに参加して勝つことを目指す
自分は株式にかぎらず相場は、高くなるものを取り合い下げるものを押し付け合うゲームと例えることができると考えています。端的にはババ抜きです。
テクニカル手法はこのババ抜きで価格を上げるものを掴み、価格を下げるものを手放すということがすべてと感じています。
ファンダ手法は、そのものの価値より安く買うことがほとんどすべてです。そしてそれがそのものの価値より高く値段がつく時に売るわけです。この手法は基本的にはババ抜きとは無縁です。モノの価値を当てるゲームと例えられるかもしれません。
ババ抜きの仕方を知らなければテクニカルでは損をしてしまうでしょうし、ファンダならそのモノの価値を見誤るようなら同様です。同じ場所で似たようなことをしてても行っているゲームが違うんです。
ファンダ
会社を見る。会社を知る。
テクニカル
人の心を見る。人の心の動きをしる。
ファンダとテクニカルだと見る対象が違うと感じています。物の価値を測ろうとするする場合その所有者よりその物が大切です。人の心を測ろとする場合はその人の持っている物の価値はあまり重要ではなくその人の状態がより重要だと感じています。
このように分けてみましたがどうでしょうか?
当たり前ですが桑を手に魚を捉えようとしてもうまくいくはずがありません。
網や鉄砲でりんごを育てようとすることも同様です。
種をまいてそれが一週間で実ることを期待するのもやはりうまくいかないだろうし
ぼーっと立っていれば鹿は逃げてしまうでしょう。
あなたは、どんな仕事で生計をたてますか?
そして手に持つ道具はその仕事のための道具ですか?