どっちも正解で間違い

ある株式を買ったしたとします。
そしてその株式が値上がりしたとしましょう。
そしたらあなたは思うかもしれません、自分は勝ち取引相手は負けたと。
ネットとかで人々の言動を見ていると買い方、売り方がどーのこーのとか2つの勢力に分かれて戦争でもしているんじゃないかという気分にもなります。
でも別にそうじゃないし、それにわざわざ乗らなくてもいいんじゃないかというお話です。
 
株式投資には誰かと正解を取り合い勝ち負けがある。
それは一面の事実であるとは言えますが、でも常にそうとは限らないというお話です。

その株式を売買している相手の見ている時間がわからないからです。
もしかしたらある株式が値下がりする前にちょっとあげていてその瞬間にその人は売っているかもしれないですし、その下がった株式は数年後大きく値上がりすることになるかもしれなくてそこを待っているのかもしれませんから。
それらの人がそれを意図して行ってその通りになるとしたらその方々は紛うことなき勝者です。
 
ある2つの時間を切り取れば、そこには勝ち負けがあり、正解と間違いがあるといえますが、その切り取る時間は選択でき、選択する時間によってまた答えが違うのです。
だからある時に買いと売りをした人は共に勝者である可能性があります。もちろん共に敗者である可能性もあります。
市場最安値になる史上最高値になる潰れる会社になるとかそういうわりと特殊な状況になる場合は片方すべての人が敗者だったり勝者だったりすることもありますけど結構まれに思えるうえに、その場合ですらあるルールを持って売買しているような場合そのルールを捻じ曲げることが敗北でそこでは損を出すのが勝利とする見方すらできます。
そういう意味では株式投資において誰かに勝つとか負けるとかあまり意味が無い発想かもしれません
相手を負かすことイコール自分の勝利となるとは限らないのです
 
おそらくすべきことは、自分がどの時間をみていてその時間軸で買うべきか売るべきか考える事です
自分としては都合よく見る時間をほいほい変えるべきではないと考えていますが、見ている時間軸を変えることで負けが勝ちになる可能性があることは知っていてもいいとは思います。
強調しますがテストの答えを自分の都合に合わせて◯を☓にすべきではないですが、見方を変えると☓だと思った答えは実は◯だったということはありえるということです。
加えて言うとテストは常に100点満点である必要はないですよ。☓があってもいいんです。
 
重要な事は自分が得意な時間で見ることと違う時間を見ている人がいることを知りそんな人との勝ち負けなんて気にしないということです。
 
あなたの見ている時間はなんですか?
それはあなたの得意な時間ですか?
それと違う時間を見ている人の言うことに惑わされていませんか?
自分に都合よく楽な方にテストの回答の◯☓を書き換えていませんか?

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