株価はコントロールできません。
あなたはそれを望んでいろんな方法を試しても株価はあなたの気持ちや行動とは無関係に上げ下げします。
(・・といいたいところですが、実はできなくもないです。流動性がないものをたくさん買えばつまり買い占めれば意図的に上げることも不可能な話ではないですが、ここではそんな特殊なやり方は考えません)
企業の業績もあなたにはコントロールできません。
企業がどう行動するかもコントロールできません。
個人で売上に貢献も気持ちとしては立派と褒め称えたいところですが目に見える形で企業業績を動かすのはまずできないでしょうし、大概においてマクドナルドがメニューを下げることをやめさせることも一株主には不可能です。
聞いてもらえるかわからないけど、メールでとか株主総会で意を決して挙手をし一同の前でお願いする程度が出来ることの限界です。
基本的には個人株主は会社を変えられないんです。
こう考えると株主なんぞは嵐の中に舵を失いさまよう小舟のように無力でできることなど何もないんです。
と言うのは嘘でして、一株主にもコントロールできるものが結構あるんだよというお話です。
無論コントロール出来ないものも多いですが、コントロールできるものをちゃんとコントロールすればそうそう損はしないんじゃないかと考えています。
ざっとそれらを考えてみましょう。
個人投資家がコントロール出来ないもの
株価、出来高流動性、企業の業績、IRなどの材料、世界や経済界の動き、人の意見、人の手法など
これらはちょっと操作できないと考えるべきですね。
あなたがもし大企業の経営者などでしたらあるいはこれらの中に操作できるものがあるかもしれませんけど。
個人投資家がコントロールできるもの。
どの銘柄を買うか、買う売るタイミング、買う量売る量、銘柄会社値動き等その株式の何を見るか見ないのか
自分の取る道具手法、自分の意見考え等々
こうやって考えていくと結構自分でコントロールできるものがあるんです。
嵐の中の一艘の小舟かもしれませんが、錨を持って行くことくらいはできますし寄港できる港を調べることもできますし、天気予報だって聞くこともできますし、出港しないこともできます。魚をとる量を少なくして早めに帰ることもできますね。
何がコントロールできるのか、できないことかを考えてみることは良さそうです。
コントロール出来ないものをコントロールしようとしていませんか?
コントロール出来ないものが都合よく変わってくれるよう祈ってませんか?
コントロールできるものをコントロールしようとしてないんじゃないですか?
両立しないものをコントロールしようとしているんじゃないでしょうか?
自分は何をコントロールすべきか?できるのか?あるいはすべきでないのか?という視点は重要そうですね。