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成績管理する数字のあれこれ

株式投資をしたとします。
そうしたらなんかしらの結果が出ることになりましょう。
結果が出たらそれに対して何らかの判断をすべきかと思います。
おそらくは得した損した、良くなった悪くなったとか判断する必要があるというのは結構同意が得られると考えています。その判断する、管理するのに使う数字は以下の様なものがあるのかなあと考えていますのでまとめてみます。
あっと、投資行為は何らかの数字で管理、計測しその上で判断をすべきです。もしそうでないとするならおそらく投資というフィールドにも立ってないと管理人は考えています。

そして管理計測する数字は以下の様なものはありましょうってお話です。
こんなことをまとめる意図は必ずしも資産評価のみを自身の成績とする必要は無いんじゃない?という提案です。
もちろん、複数見てもいいと思っています。

・時価株価等の評価額からの来る数字
一番ストレートだしおそらく投資行為をする90%はここのみ見ている気がしています。
そして一番日々変動するものです。毎日株価は変わるからです。多くの人が一喜一憂しています。
短期の方はそれでいいというかここを見るべきだと考えています。ここで勝負しているからです。一年未満を単位として考えている人もここしかないだろうとも考えています。
しかしそれより長い時間を考えていると思える人がここしか見てないよね?という感も感じてます。そこはちょっとちぐはぐがあるかも知れないと感じてます。

以下は、少なくとも年をまたいで株式は保有するというスタンスでないと機能しない数字となるでしょう。

・配当額、優待額、あるいはその和
株式を保有するなら配当あるいは優待ももらえる事があります。
これらの推移を記録し、それが上昇するなら保有している株式の価値は上昇したとみなすことはできることです。
個人的な感覚では投資管理をする人が用いている数字の9%くらいはこれかなあと感じてます。もっと少ないかも。
個人的には不動産投資などで家賃収入推移を記録する人は多いようにも思いますしもっと注目されるべき数字なんじゃないかと思いますが。

ここまでで投資管理をする人が用いている数字の99%となるかなという実感があります。
以下はとてもマニアックな数字。個人レベルでは以下を用いている人は見た記憶がありません。
そして自分はそれを不合理だと感じてます。見るべきものを見ていないと感じています。

・企業利益、そしてその推移。
株式ならその株式から出る利益は求められます。銘柄ごと一株利益✕持株数の総和で。
それの推移を見ることはできることです。保有する株式からより多くの利益が出る事をもって自身の投資成績のパフォーマンスが向上としたとみなすこともできることです。
また、利益の代わりに売上を使ってもいいかもしれません。売上なら売上÷発行株数✕持株数の総和となるでしょう。保有業種が偏るとなるとあまり機能しなさそうではありますが。

・企業純資産額、そしてその推移。
株式ならその株式が持つ資産は求められます。銘柄ごと一株純資産✕持株数の総和で。
それの推移を見ることはできることです。保有する株式の会社の持つ純資産が増加することによって自身の投資成績のパフォーマンスは向上したとみなすこともできることです。
おそらくは、もっとも長く推移を見る必要があるでしょう。変化の少ない数字だからです。
そして著名なバフェット氏、おそらくもっとも投資期間を長く見積もる投資家は自己の投資成績の管理はこの純資産推移で判断されているようです。皮肉なことに価格という意味で史上まれに見る高パフォーマンスをあげた投資家は会社の価格を見ていないんです。買う時以外は。
長く投資時間を見積もる場合長期に変化していく数字を見る。そこにちぐはぐはないと管理人は感じてます。

・PFの総計PER、PBR
株式なら上記の利益資産に加えて時価価格と合わせてPERPBRを求めその推移を記録していくことはできることです。
価格があがるならそのPERPBRは上昇し、あるいは会社が利益資産を減らすことがあっても同様です。
例えばそれを一定の数値内に収めるなんて管理方法もあるかもしれません。例えば市場平均より常にそれを低くするとか。
株高になった会社を株安になっている会社に入れ替える、利益を減らす会社を利益を増やす会社に入れ替えるとか。
あまりみない方法というか見たことも聞いたこともありません。多分自分がいいだしっぺ。これを管理人はやってみようかなと考えています。

いまのところ、そんなところでしょうか?
例えば自分は自分のPFの時価評価額、PF総利益、PF総純資産、配当額、総配当利回り、総配当性向、総PER、総PBR、総ROE等々は現在集計推移を記録していってます。

あなたは投資管理をしていますか?
しているなら何をもってそれを管理しますか?
そしてその管理に用いる数字は何を用いてますか?
そこにちぐはぐや不合理はありませんか?

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