今日は、某小学校に出向いて、低学年の音楽授業を展開してきました。
わたし自身が考え、実践している内容は、
音楽の教科書に添ったものではなく、
個人個人で、考え、想像し、作り出す…といった、
創作作業による音楽の提案です。
子供たちに、
音楽とは固定された観念の中で表現をするのではなく、
自由度の高い表現であることを知ってもらいたい。
音楽は個性を生かせる表現であることを知ってもらいたい。
そういう想いから、アプローチをしています。
今日はドレミの歌をテーマに展開していきました。
【実践内容】
ドはドーナッツのド
レはレモンのレ
…と、続きますよね♪
ドーナッツやレモンの部分に、違う言葉を当てはめてみます。
思い付くがままに書き出してみます。
例えば、
「ド」ならば、言葉の頭にドが付く言葉。
どんぐり
ドレス
道路
ドイツ
いろいろ出てきました。
その中から1つを選び、当てはめて歌ってみます。
♪ド~はド~レス~のド …と、いった感じです。
ドレミファソラシまでは7つ音があるので、7人で1つのグループに設定し、
一人一人に音を1つ担当してもらい、
責任を与えます。
みんな真剣に考え、取り組み、
自分の知っている言葉を思い付いたままに書き出していました。
そして、ドからシまでの言葉が決まったら、グループごとに集まって、歌って試します。
これは、
個人で出した答えを、今度はグループでまとめる協調性を養う作業です。
最後にみんなの前で発表します。
自分たちが作り上げた作品を発表することで、
表現する喜びや、難しさを感じることが出来ると思います♪
わたしの狙いは、
音楽を通して自らを表現し、個性を発見し、
自分を知る作業をすることで、
自己肯定感を養って行けたら…と思っています。
子供達は、このような内容の授業を楽しんでくれていますし、
意外に協調性を感じられる場面が多々ありました。
また試行錯誤しながら、授業の内容を充実させていこうと、
わたし自身も意欲的です!!