2006年10月17日の日記より

 

昔の自分は、今こんな風に暮らしているなんて、
きっと考えてもいなかったことでしょう。。。

そう感じる節目が、時々あります。

東京暮らしを離れて、1年半は過ぎました。
東京での暮らしは本当にいろいろな事が詰っていた月日でした。

もともと知人もいない、そんな状態の中で上京し、
見るもの、触れるもの、出会うもの、初めての街、暮らし…
全てが新鮮で、でもものすごく孤独で不安で、
電話代が当時、月に3、4万円はかかった事もありました。
もっぱら食べ物と言えば、
スパゲッティーを茹で、缶詰のコーンを混ぜる。。。
炊いたご飯に醤油をかけて食べる。。。
そんな感じの食生活でした。

とにかく音楽を学びたくて上京し、お金も無かったので、
これが自分にとっては普通の暮らしに思えていました。

この頃のあたしは、とにかく貪欲で、音楽理論の勉強や作詞をしたり…
FMをよく聴いては、いろんな音楽に触れていました。

そうこうしているうちに、かけがえの無い仲間たちとも出会い、
そして自らの言葉や旋律で音を発信することが出来、
そんな場を数多く与えられ、
今に至ります。

東京での生活は、時間に追われている日々でしたが、
それでもとても充実していました。
次から次へと「やりたいこと」が出てきて、
それがあたしを大きく動かす原動力となって、
そして今の自分に至ります

出発はどうであれ、自分の「動き」次第で、どこにでも行ける。
やりたい事を諦める姿勢は、もはや今のあたしにはありません。

とてもつらく、悲しい事にも、たっくさんの涙を費やしましたが、
それでもなんとか乗り越えてきました。
「人間」って、根底にはとてつもなく“スゴイチカラ”が存在してる。
そんな気がしています。

それに気付くのは、結局は自分自身ですが…
気付かずに一生を終えてしまう人もいることは否定できません。

何かのせい、誰かのせい、、、
こういう押し付け合いはしたくはないので、自分のことは自分でやりとおす。
そして
守って行きたいものには、そっと見守る姿勢も忘れずに…。

東京を離れてから、自分と向き合う時間がたくさんあります。
「こんなことが出来るのか~!!」と、客観視することもあります。

自分が今いる場所は、きっと導かれて来ている場所なのです。
どこにいたって自分の本質は変わりません。

自身が“これだ!!”と感じたものを生活に取り入れていく。
これはきっとこの先も変わりません。

昔の自分が今、こんな風に暮らしているなんて思ってもみなかったでしょう。
未来の自分が、もっと大きく今よりも成長している事を願って、
そのためにも今、自分が努力すべきこと、やるのみです。

結局、今ある自分も、未来の自分からすれば「過去の自分」になる。
1年後、5年後、10年後の自分がどんな人になっているか?
とても楽しみです。

今の自分が全てではありません。
過去から歩んできた自分、そして今に繋がっている。
また先に繋がっていく。。。

目では見えない“地点”がたくさんあるものです。
そう考えてみれば、今、どこにいようが関係ないような気がするわ。

どこにいても、誰といても、自分がここにいる。
それが現実です。