2006年11月10日の日記より

 

毎日毎日同じようなことの繰り返しの日々に、
ちょっとしたスパイスが入ってくるだけで、
うそのように、「開けること」ってありませんか?

詰めすぎていたスケジュール
“これをやらなくちゃ!”という思い込みの忙しさ
“あれも、これも”と欲張りな想い

一度、これらを置いておいて、思いのままにゆったり過ごす。

昨日、久しぶりにピアノに向かいました。
“ピアノ、弾きたいな…”
っていう、ほんと単純な思いつき。

なんとなくひとつの鍵盤に置いた1本の指。
そこから「ピンッ!!」と何かがひらめいて、どんどん開けたのです。

何が?

旋律が…です。湧き出てくるので、それを止める事もせず、
ただ譜面に書き留めて、弾いて…。

おかしなものです。

こういうのって突然やってくる。

何にも期待していないときに限ってね。

いや、
何にも期待していない、そういう「ゆとり」ともいえる隙があるからかな。
そこに侵入してくるんだ。

詰まり過ぎたパンクしそうな自分の時は、余裕の隙が無いから
“もぉ、今は入れませ~ん”って嘆くんだ。

肩の力を抜いて、浅い呼吸から深いゆっくり呼吸に切り替える。

少しのブランクも、気にしなくていいのよ。
すべて、埋め尽くそうとしなくてもいいのよ。
自分がまたエネルギーに満ちてきたときに向き合えばいいのよ。

少し「隙」を持てばいいのよ。

これだけは今、わかる。
よくわかっている。