これはわたしの持論になりますが、
歌唱の基本は、こどもの歌い方にヒントが隠されていると思っています。

子供を授かる前から、それは思っていましたが、
実際に子供を授かり、我が子が口ずさむ歌声を聴いて、
実感としてリアルに受け止められました。

どういうことかと言うと、
子供が歌を歌うときは、テクニックなど考えず、
使用せず、飾り気なく、ストレートに歌います。

耳で聞き取った歌詞やメロディーを、意味や内容がわからなくとも口に出します。

何度も聞いていると、イヤートレーニングとなり、自然に覚える。
耳コピーしている状態ですね。

さらに言葉を｢音｣ と捉え、テクニックなど細かなことはイイ意味で無視している、
癖のないストレートな単調な歌い方をします。

言葉を聞き取ることは、まずは置いておいて、
音を正確に把握し、テンポやリズムを意識して歌うこと。

これらは基本中の基本。

子供って、その作業がとても優れているものです！

幼児期に音楽を聴いたり、歌を歌ったり…
そのような機会を増やしてあげることで、
注意深く、集中して聞き取る力、
先を想像して聞き取る力、
リズムやテンポを習得していくことで空間や時間の経過を認識する力、
これらが養われます。

音に触れることは、人間の本質に関わってくる要素が結構あるものなんですよね。

おすすめは、唱歌や童謡といったジャンルを、
癖無く、
発音をきれいに心掛け、
音の一つ一つを正確に聞き取り、口に出す。

そのような歌唱を、ぜひ日々の練習に織り混ぜてみることをお勧めします♪